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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 19,100円~19,400円。 

 米ダウ平均は、この日も大型減税の期待感や、経済指標(住宅着工許可件数)の結果が良好だったことを好感し買いが先行、短期的な過熱感を警戒した利益確定の売りにより、軟調となる場面も見られたが、終盤に再び買いが優勢となるとそのままプラス圏で取引を終えた。ただ、シカゴの日経先物は、ドルの上値が重いことが嫌気され、大証の終値に比べ(日中比)60円程度値下がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方は売り優勢より小幅安での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、ドルが悪材料も無い状況で売られている点はやや気掛かりで、下値のサポートラインである25日移動平均線(113円46銭)も下回っていることから、日本時間で113円半ばから114円近くの水準まで回復出来なければ、輸出関連セクターを中心にポジション整理のスケールが何時もより大きくなることが予想され、マーケットは上値の重い値動きとなるだろう。

 テクニカル的には、25日移動平均線(19,120円)や、一目均衡表の雲の上限で(19,112円)が目先の下値メドとなることから、為替市場でドルが112円台まで下落しても、19,100円あたりでは下げ渋る公算で、上値は昨日まで下値をサポートしていたボリンジャーバンドの+1σ(19,339円)を、取引開始直後から下抜いてくることが推測されることから、戻り局面では+1σが上値抵抗線となることが想定される。

 新興市場は日経平均が下落するなかで、1部市場のリスクマネーの避難先として昨日も逆行高を演じたことから、本日も比較的堅調に推移すると思われ、ジャスダック平均は、1週間の平均値である5日移動平均線(2,908ポイント)を支持線とし、上値はボリンジャーバンドの+2σ(2,940ポイント)となりそうで、マザーズ指数は、ボリンジャーバンド+2σ(1,031ポイント)~+1σ(1,013ポイント)のレンジ内取引となるだろう。

 本日の予想レンジ 19,100円~19,400円。(ストック・データバンク 編集部)

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