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【市況】東京株式(前引け)=円高など嫌気され利益確定売りに押される

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 16日前引けの日経平均株価は前日比119円62銭安の1万9318円36銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は10億8834万株、売買代金概算は1兆1517億5000万円。値上がり銘柄数は674、対して値下がり銘柄数は1172、変わらずは154銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、小安く始まった後、次第に下げ幅を広げる展開となった。前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が連日の最高値更新と上昇基調を強めているものの、外国為替市場で1ドル=113円台後半へと円高が進行したことを受け売りが優勢となった。企業の決算発表通過で目先買い手掛かり材料に乏しいなか、広範囲に利益確定売りが観測されている。銀行や保険株の一角に強い動きがみられる一方、自動車や電機セクターなど輸出株が下落して全体の足を引っ張った。

 個別では任天堂<7974>がしっかり。東洋ゴム工業<5105>が大幅高に買われ、セイコーエプソン<6724>も堅調。ローツェ<6323>が急騰、U-NEXT<9418>、インベスターズクラウド<1435>、シュッピン<3179>なども値を飛ばした。半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も売られた。東芝<6502>も下値模索が続いている。インフォマート<2492>、日本信号<6741>などが大幅安。楽天<4755>も値を下げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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