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【材料】ケアネット---16.3期売上高14.9%増で着地、主力の医薬営業支援サービスの体制強化等が奏功

ケアネット <日足> 「株探」多機能チャートより

ケアネット<2150>は13日、2016年12月期通期の連結決算を発表。売上高が前年同期比14.9%増の21.96億円、営業利益が同26.7%増の1.94億円、経常利益が同34.6%増の1.97億円、四半期純利益が同19.9%増の1.58億円だった。

セグメント別では、医薬営業支援サービスにおいては、既存サービスの販売体制強化などの取り組みを推進したことにより、売上高は前年同期比17.0%増の18.19億円、営業利益は同20.2%増の6.69億円と伸長した。医療コンテンツサービスにおいては、医師向け教育コンテンツ「ケアネットDVD」及び「その他」の売上高が同3.7%減の1.76億円となった一方、医療教育動画サービス「CareneTV」の売上高が同15.3%増の2.00億円となった結果、医療コンテンツサービス全体の売上高は同5.6%増の3.76億円、営業利益は同10.6%増の1.13億円の増収増益で着地した。

また、医師・医療従事者向け医療専門サイト「ケアネット・ドットコム(CareNet.com)」においては、医師会員獲得及び維持を目的に、前期に引き続き積極的に投資を行っており、当期末の医師会員数は13万2千人となっている。

17年12月期通期については、売上高が前期比7.0%増の23.50億円、営業利益が同21.1%増の2.35億円、経常利益が同17.4%増の2.32億円、当期純利益が同14.5%増の1.81億円、配当は2円増配の1株あたり10円と予想している。

なお同日、同社は代表取締役の異動(社長交代)について発表した。中期経営計画の達成に向けて、グローバル化の推進および国内事業基盤の強化を目的に、代表取締役を 2 名とする経営体制とし、持続的な成長と企業価値の向上を一層推進する。現在の代表取締役社長大野元泰(おおのもとやす)氏が代表取締役会長となり、現在の最高執行責任者(COO)藤井勝博(ふじいかつひろ)氏が代表取締役社長となる。3月開催の定時株主総会後の取締役会において正式に就任予定。

《TN》

 提供:フィスコ

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