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【材料】大阪チタニウムテクノロジーズ---チタンとシリコン素材加工は世界で高シェア、3Q累計の営業利益は黒字転換

大阪チタ <日足> 「株探」多機能チャートより

大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>は、チタンとポリシリコンを主とした半導体材料とその2つの素材がもとになる高機能材料を製造する素材メーカー。高性能化・軽量化等を進める航空機、低カーボンエネルギーとして増加中のLNG生産プラント、水資源問題を解決するために世界各地で必要性が高まっている海水淡水化プラント、エレクトロニクス産業を支える半導体、デジタル家電やレジャー・スポーツ用品など、大規模なインフラから身近な生活用品まで、幅広い分野に素材を供給する。

足元の業績に関して、2017年3月期第3四半期(16年4-12月)決算は、売上高が前年同期比12.8%減の280.05億円、営業利益が5.20億円(前年同期は7.98億円の損失)、経常損失は3.08億円(同4.04億円の損失)、四半期純損失は2.74億円(同3.52億円の損失)となった。売上高に関してはチタン事業、ポリシリコン事業、高機能材料事業ともに減収であったが、営業利益に関しては、前年同期にポリシリコンの生産トラブルがあったこと及びコスト改善等により昨年同期の赤字から黒字に転換した。

17年3月期通期については売上高が382億円、営業利益が13億円、経常利益が4億円、当期純利益が1億円と10月31日に修正した予想を据え置いている。なお、期初予想は売上高が423億円、営業利益が20億円、経常利益が19億円、当期純利益が10億円だった。

《TN》

 提供:フィスコ

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