【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 アライドアキ、エボラブルＡ、イーレックス (14日大引け後 発表分)

　14日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　アライドアキ <6081> [東証Ｍ]　　★今期経常は2倍増で4期ぶり最高益更新へ
　◆16年12月期の連結経常損益は2.8億円の黒字(前の期は3.6億円の赤字)に浮上し、従来予想の2.4億円の黒字を上回って着地。続く17年12月期の同利益は前期比2.0倍の5.7億円に急拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期も主力のSNSマーケティング支援サービスのクロスセルを進め顧客単価の上昇を図る。利益率の高いSNS広告クリエイティブ制作プラットフォーム「ReFUEL4」の販売拡大も増益に貢献する。

　エクストリーム <6033> [東証Ｍ]　　★今期経常最高益予想を33％上乗せ、配当も8円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の3.2億円→4.3億円に32.7％上方修正。増益率が76.8％増→2.3倍に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。人材開発費や教育研修費などの販管費が想定を下回ることが寄与。円安による為替差益の発生も利益を押し上げる。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→23円(前期は1→2の株式分割前で20円)に大幅増額修正した。

　エボラブルＡ <6191> [東証Ｍ]　　★10-12月期(1Q)経常は45％増益で着地
　◆17年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比44.6％増の2億円に拡大して着地。主力の航空券予約サイトの利用者拡大で手数料収入が伸びたことが寄与。ベトナムにおけるIT開発事業で受託案件の単価が上昇したことも増益に貢献した。

　野村マイクロ <6254> [ＪＱ]　　★今期経常を一転2.5倍増益に上方修正、配当も7円増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の5600万円→4億8300万円に8.6倍上方修正。従来の71.0％減益予想から一転して2.5倍増益見通しとなった。中国と韓国で受注した半導体・液晶メーカー向け純粋製造装置の順調な工事進捗に加え、消耗品・メンテナンスの受注が想定より伸びることが収益を押し上げる。
　　業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の3円→10円(前期は3円)に大幅増額修正した。期末配当利回りが2.91％に急上昇し、配当取りを狙う買いが期待される。

　イーレックス <9517> 　　★今期最高益予想を41％上乗せ、株式分割も発表・配当実質増額
　◆17年3月期の連結経常利益を従来予想の24.5億円→34.5億円に41.0％上方修正。増益率が51.9％増→2.1倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。取引価格の下落が続く日本卸電力取引所からの電力調達に加え、過不足電力の精算金額算定方法の制度変更による原価低減が寄与し、採算が大きく改善する。
　　同時に、3月6日割当の1→3の株式分割に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→10円(前期は25円)に修正した。年間配当は実質20.0％の増額となる。

株探ニュース