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【材料】極洋---3Q四半期純利益は前年比より倍増も通期見込みは据え置き、水産商事セグメントでは鮭鱒やエビの販売が堅調

極洋 <日足> 「株探」多機能チャートより

極洋<1301>は10日、2017年3月期第3四半期(16年4-12月)決算を発表。売上高が前年同期比0.6%増の1799.75億円、営業利益が同16.4%増の28.72億円、経常利益が同5.2%増の28.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同116.1%増の24.49億円だった。

主力の水産商事セグメントでは、鮭鱒やエビの販売が堅調に推移したほか、サバなどの凍魚加工品や定塩鮭製品、むきエビ等の付加価値製品の販売が伸長。また、海外販売においては米国内販売が順調に推移した。冷凍食品セグメントでは、家庭用冷凍食品において商品群を増やし、塩釜新工場製品の販売が伸長した。常温食品セグメントでは、海産珍味類の販売は大手コンビニ向け製品を中心に順調に推移し、売上は前年同期を上回ったが、原料であるイカの不漁に起因した価格高騰などにより利益は前年同期を下回った。

17年3月期通期については、売上高が前期比7.7%増の2440.00億円、営業利益が同43.8%増の35.00億円、経常利益が同17.2%増の33.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.7%増の21.00億円とする期初計画を据え置いている。

同社は、中期経営計画の2年目。魚に強い総合食品会社として、収益基盤の安定と変化への対応力を高め、新たな価値を創造する企業を目指すことを基本方針とし、目標達成に向けて取り組んでいる。

《TN》

 提供:フィスコ

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