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【材料】コスモス電が急反発、車載用フィルムヒーターなど想定上回り17年3月期業績予想を上方修正

コスモス <日足> 「株探」多機能チャートより
 東京コスモス電機<6772>が急反発。前週末10日の取引終了後、トヨタ自動車<7203>の車両に搭載される予防安全支援装置向けの車載フィルムヒーターを新規に受注し、量産を開始したと発表した。同社としては初の予防安全支援装置向けの車載フィルムヒーターの受注となる。

 これを受けて、17年3月期の連結業績予想について、売上高を72億8000万円から78億5000万円(前期比9.6%増)へ、営業利益を9000万円から2億3000万円(前期1億円の赤字)へ、最終損益を収支均衡から1億円の黒字(同2億1700万円の赤字)へ上方修正した。車載用フィルムヒーターや車載用電装部品が想定を上回ることに加えて、第8次ふくしま産業復興立地助成金などの営業外収益が見込まれることが要因という。

 なお、同時に発表した第3四半期累計(16年4~12月)決算は、売上高58億5500万円(前年同期比7.8%増)、営業損益1億6100万円の黒字(前年同期5700万円の赤字)、最終損益1800万円の黒字(同1億1000万円の赤字)だった。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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