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【市況】9日の中国本土市場概況:上海総合0.5%高と続伸、ゼネコン株は急伸

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

9日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比16.20ポイント(0.51%)高の3183.18ポイントと続伸した。終値ベースで約2カ月ぶりの高値を回復している。上海A株指数も上昇し、16.96ポイント(0.51%)高の3333.23ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は1.79ポイント(0.53%)高の340.49ポイント、深センB株指数は4.76ポイント(0.43%)高の1107.30ポイントで終了した。

相場の先高観が強まるなか、投資家のセンチメントが上向いている。年金資金の流入期待に加え、直近の売買代金増が好感された。「養老保険基金(年金基金)の資金が間もなく本土A株市場に流入する」との観測が一段と高まっている。

業種別では、ゼネコン株の上げが目立つ。交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)が3.7%高、鉄道建設の中国鉄建(601186/SH)が3.4%高で引けた。中国の各地方政府は今年、鉄道や道路などインフラ投資を加速させる見通しと伝えられたことが材料視されている。セメント株も買われ、安徽海螺セメント(600585/SH)が4.9%上昇した。外資大手ブローカーの強気見通しを引き続き手がかりに、不動産株もしっかり。金融株、ITハイテク関連株、消費関連株の一角も物色された。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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