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【材料】三栄コーポレーション--- 売上総利益率が改善し通期予想の利益を上方修正へ

三栄コ <日足> 「株探」多機能チャートより

三栄コーポレーション<8119>は、2月3日、2017年3月期第3四半期連結決算と通期連結業績予想の上方修正を発表した。2017年3月期第3四半期連結業績(4月~12月期累計)は、売上高が前年同期比0.2%減の377.60億円、営業利益が同3.0%増の22.51億円、経常利益が同14.3%減の19.54億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同33.1%減の10.81億円となった。

国内向けのOEM事業が好調を維持したものの、海外向けOEM事業が伸び悩み売上は微減となった。利益面では、売上が微減となったものの原価低減が販管費の増加を補って営業増益を確保。しかし、円高による為替予約の実減損を計上したことや、一昨年9月に発生した子会社台北事務所火災事故およびブランド販売子会社における商品自主回収費用による特別損失の計上が、経常利益と親会社株主に帰属する四半期純利益がそれぞれ減益となる要因となった。

売上高総利益率の改善をうけて、同社は通期業績予想の上方修正を発表。修正後の売上高は500.00億円(前回発表予想は500.00億円、前回予想から変更なし)、営業利益25.00億円(同22.00億円、前回予想より13.6%増)、経常利益は23.00億円(同20.00億円、同15.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14.00億円(同13.00億円、同7.7%増)としている。

《TN》

 提供:フィスコ

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