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【材料】全国保証---第3四半期営業収益214.00億、新たに15金融機関との提携を開始

全国保証 <日足> 「株探」多機能チャートより

 

全国保証<7164>は3日、2017年3月期第3四半期(2016年4-12月期)の決算を発表。営業収益は前年同期比12.9%増の214.00億円、営業利益は同9.1%増の154.21億円、経常利益は同8.1%増の161.45億円、四半期純利益は同8.0%増の107.14億円となった。

保証債務残高が堅調に推移したことで、営業収益、利益とも順調に推移。既存提携金融機関による保証の利用率を向上するため説明会の開催等に取り組んだほか、第3四半期累計期間(4-12月)は銀行4行、信用金庫2金庫、JA8組合、労働金庫1金庫の合計15機関と新たに契約を締結。また、統合リスク管理制度の活用として、主要なリスクの計量化を行いリスク量の推移や変化にあわせた経営管理を行うため、継続的なモニタリングを実施した。これらのことが業績向上に寄与したものとみられる。利益面では、代位弁済の発生が低位で推移したことにより与信関連費用が18.21億円と当初計画を下回ったため増益となった。

2017年通期業績予想については直近の業績予想からの据え置きで、営業収益337.80億円(前年比5.8%増)、営業利益242.40億円(同3.5%減)、経常利益251.40億円(同4.4%減)、当期純利益172.90億円(同0.5%増)としている。また、昨年9月20日に株主優待制度の変更を発表。2017年3月31日(基準日)より、継続保有期間に応じた優待を実施する。

《TN》

 提供:フィスコ

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