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【材料】ソルクシーズ---16年12月期は17.4%増収、純利益は20.8%増益に

ソルクシーズ <日足> 「株探」多機能チャートより

ソルクシーズ<4284>は31日、2016年12月期本決算を発表した。売上高が前年比17.4%増の132.88億円、営業利益が同3.3%増の6.13億円、経常利益が同0.5%減の6.04億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.8%増の3.63億円だった。

主力事業である受託開発は、クレジット、証券、サービサーなどの金融業向けを中心に順調に売上を拡大した。ストック型ビジネスでは、クラウドサービス「Cloud Shared Office」において、継続して機能強化を図っており、顧客から高評価を得ている。また、センサーによる見守りサービス「いまイルモ」についても、複数の居室を一括集中管理できる「いまイルモS」が導入決定されるなど、事業拡大に向けて大きな成果を上げた。さらに既存のソリューションに加え、注目されている「FinTech」や「AI」、「IoT」、「自動運転」などの新技術に対しても積極的に取り組んでいく方針である。

今期は、受託開発分野において、引き続き開発リソースの強化・確保に努めるとともに、金融業、製造業などの優良案件への傾斜度を強め、売上・収益の安定的な拡大を図り、ストック型ビジネスにおいては、受託開発に並ぶ収益事業化を目指し、顧客基盤の一層の拡充を目指す。

今期会社計画は、売上高を前期比0.8%増の134.0億円、営業利益を同14.2%増の7.0億円、経常利益を同15.9%増の7.0億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同10.2%増の4.0億円としている。なお、第2四半期(累計)において、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を前年同期比減益で計画しているのは、上下バランスが通常通り、下期偏重型を想定していることによる。

《TN》

 提供:フィスコ

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