市場ニュース

戻る
2017年02月01日05時30分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

キヤノンMJ <日足> 「株探」多機能チャートより

■キヤノンMJ <8060>  2,156円 (+213円、+11.0%)

 東証1部の上昇率3位。キヤノンマーケティングジャパン <8060> が急伸。同社は30日取引終了後に、前16年12月期通期の連結決算を発表。収益性の高いサービスやソリューションが順調に推移したことや業務効率化による生産性向上などが寄与し、営業利益は276億7600万円(前の期比3.9%増)で着地した。また、期末配当を従来計画から5円増額の30円とし、中間配20円とあわせた年間配当を50円とした。なお、今17年12月期通期の連結営業利益は288億円(前期比4.1%増)を見込み、年間配当は前期と同額の50円を計画している。

■かどや製油 <2612>  4,705円 (+455円、+10.7%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率4位。30日、かどや製油 <2612> が17年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の25億円→33億円に32.0%上方修正。増益率が9.6%増→44.6%増に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。家庭用ごま油や練りごまの販売が伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の70円→110円(前期は60円)に大幅増額修正した。30日終値ベースの期末配当利回りは2.59%に上昇し、配当取りを狙う買いも向かった。

■サックスバー <9990>  1,227円 (+104円、+9.3%)

 東証1部の上昇率6位。サックスバー ホールディングス <9990> が反発。30日大引け後(15:00)に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は4%増益」が好感された。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比5.9%減の32.5億円に減り、通期計画の46.8億円に対する進捗率は69.4%となり、5年平均の69.3%とほぼ同水準だった。

■アンリツ <6754>  780円 (+65円、+9.1%)

 東証1部の上昇率7位。アンリツ <6754> が3連騰。同社が30日取引終了後に発表した17年3月期第3四半期累計(16年4月-12月)の連結決算は、売上高が622億6400万円(前年同期比13.8%減)、営業利益は16億6900万円(同67.8%減)と低調だった、しかし、株価は既に今期業績悪を織り込んでおり、出尽くし感から空売り筋の買い戻しを誘った。通信計測機器大手で、第5世代の通信方式である5G関連開発で特需を享受するとの思惑も浮上している。

■プリマハム <2281>  441円 (+34円、+8.4%)

 東証1部の上昇率8位。プリマハム <2281> が急反発。31日寄り前、17年3月期の連結業績予想について、営業利益を117億円から147億円(前期比84.6%増)へ、純利益を71億円から90億円(同40.0%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は従来予想の3650億円(同1.0%増)で据え置いたものの、加工食品事業における生産性向上によるコスト削減とベンダー事業の収益改善が順調なことに加えて、原材料価格が安定して推移していることが利益を押し上げるとしている。

■ヤクルト本社 <2267>  5,800円 (+380円、+7.0%)

 ヤクルト本社 <2267> が6日続伸。31日、17年上半期に中東地域において、乳酸菌飲料「ヤクルト」の販売を開始すると発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。中東地域では、乳製品が広く浸透していることに加えて、高い経済成長とともに健康に対する意識も高まっていることから、今回の販売に至ったという。なお、同社では15年にアラブ首長国連邦(UAE)に中東ヤクルトを設立し、販売に向けた準備をしていた。

■フジッコ <2908>  2,503円 (+158円、+6.7%)

 フジッコ <2908> が続急伸。30日の取引終了後、17年3月期第3四半期累計(16年4-12月)の連結決算を発表し、売上高は468億4900万円(前年同期比3.5%増)、営業利益は45億6500万円(同9.1%増)と増収増益だったことが好感された。個食ニーズに対応した食べきりタイプの「おまめさん 豆小鉢」が大きく伸長したほか、機能性表示食品の「ビーンズキッチン」シリーズも好調だった。また、「カスピ海ヨーグルト」シリーズや、通信販売のサプリメント「善玉菌のチカラ」も寄与した。なお、前年同期に特別利益を計上した反動で、最終利益は32億9800万円(同0.9%減)だった。同時に、通期業績予想は従来見通しを据え置くと発表。売上高613億5000万円(前期比4.5%増)、営業利益51億円(同2.5%増)、最終利益37億円(同5.6%減)を見込んでいる。

■スタンレー電気 <6923>  3,185円 (+165円、+5.5%)

 スタンレー電気 <6923> が急反発し、上場来高値を更新した。30日、同社は17年3月期第3四半期累計(4-12月)決算を発表。連結経常利益が前年同期比13.3%増の309億円に伸びて着地したことが買い材料視された。円高が響き減収となるものの、利益率の高い車載用LEDヘッドランプの販売が伸びたことに加え、前期に計上した一過性費用がなくなったことで増益を確保した。生産革新活動による生産性向上なども採算改善に貢献した。

■新日本電工 <5563>  325円 (+15円、+4.8%)

 新日本電工 <5563> が全体相場に逆行し、昨年来高値を更新。年初から上げ足を一気に強めており、31日までの19営業日で下げた日はわずかに4日間のみ。新日鉄住金系の合金鉄トップメーカーで、最近の非鉄市況の上昇が同社株に追い風となった。16年12月期は最終10億円の赤字見通しながらこれを織り込み来期の業績回復を買う流れにある。自己資本比率75%と財務体質は強固で、PBR0.7倍台は割安感も指摘されている。

■マーベラス <7844>  846円 (+38円、+4.7%)

 マーベラス <7844> が後場に入って急伸。同社は31日正午に、17年3月期第3四半期累計(16年4-12月)の連結経常利益が39億1700万円(前年同期比0.6%減)になったと発表。ただ、10-12月期に限れば28億6200万円(前年同期比2.5倍)と急回復していることが好感されたようだ。第3四半期累計の売上高は216億3600万円(同10.7%減)で着地。不振タイトルのサービス提供や一部タイトルの開発を中止したことなどから、主力のオンライン事業が減収減益となったことが影響した。なお、10-12月期の売上高は86億3700万円(同11.0%増)となった。

■アスクル <2678>  3,675円 (+160円、+4.6%)

 アスクル <2678> が大幅高。30日の取引終了後に発表した1月度(16年12月21日-17年1月20日)の月次売上高(単体ベース)が、前年同月比8.6%増となり、22ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力分野のBtoB事業が3.9%増となったことに加えて、成長分野のLOHACOが42.1%増と高い伸び率を維持したことが貢献した。株価は直近で下落基調が続いていただけに、月次動向をきっかけとした反騰狙いの買いも入ったようだ。

■デジタルアーツ <2326>  2,998円 (+118円、+4.1%)

 デジタルアーツ <2326> が続伸。30日に決算を発表。17年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比85.9%増の11.3億円に拡大して着地したことが買い材料視された。情報流出事件の増加を背景に、企業や地方自治体向けに主力のセキュリティ対策ソフトの販売が大きく伸びたことが寄与。通期計画の14億円に対する進捗率は81.0%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■宝ホールディングス <2531>  1,079円 (+41円、+4.0%)

 宝ホールディングス <2531> が続急伸。30日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、営業利益を126億円から131億円(前期比12.2%増)へ、純利益を82億円から83億円(同17.6%増)へ上方修正しており、これを好感した買いが入った。売上高はほぼ計画通りに推移していることから2341億円(同3.9%増)で据え置いたが、宝酒造グループで国内酒類事業が順調に推移していることに加え、海外子会社が計画を上回る見通しであることが寄与する。また、タカラバイオ <4974> グループが遺伝子医療に関する収入などで計画を上回る見込みであることも利益を押し上げるという。また、業績予想の修正に伴い、従来12円を予定していた期末一括配当を13円に引き上げるとあわせて発表しており、これも好材料視された。前期実績の12円に対しては1円の増配となる。なお、第3四半期累計(16年4-12月)決算は、売上高1722億1800万円(前年同期比1.2%増)、営業利益127億4100万円(同26.3%増)、純利益88億7600万円(同35.6%増)だった。

■フルキャスト <4848>  943円 (+21円、+2.3%)

 フルキャストホールディングス <4848> 、テクノプロ・ホールディングス <6028> 、アルプス技研 <4641> などが全般相場急落のなかで買い優勢となるなど人材サービス関連株が強い動きをみせた。厚生労働省が31日午前に発表した16年の平均有効求人倍率は前年比0.16ポイント上昇の1.36倍と1991年以来、25年ぶりの高水準となった。また単月ベースでも、16年12月の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント上昇の1.43倍で、91年7月以来、25年5ヵ月ぶりの水準に達している。

■横河ブHD <5911>  1,437円 (+31円、+2.2%)

 横河ブリッジホールディングス <5911> が反発。30日、同社が17年3月期の連結経常利益を従来予想の71億円→78億円に9.9%上方修正。増益率が1.8%増→11.8%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目となる。橋梁大型工事の最終設計変更による利益増額などが上振れに貢献する。

■4℃ホールデ <8008>  2,482円 (+40円、+1.6%)

 ヨンドシーホールディングス <8008> が6連騰。大和証券が30日付のリポートで、レーティング「2(アウトパフォーム)」、目標株価2900円でカバレッジを開始したことが好感された。ジュエリー事業が業績を牽引しているが、さらなるチャネル戦略やブランド価値向上策の推進により中長期的に事業拡大が見込まれることや、新規ブランドが好調なことを評価。また、バリュエーション面で割安感があり、株主還元にも積極的であるとしている。同証券では、17年2月期営業利益は69億円(会社計画65億5000万円)、18年2月期が同76億円、19年2月期は同84億円を見込んでいる。

※31日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

日経平均