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【市況】31日の株式相場見通し=米政治情勢懸念と円高進行を警戒し売り先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 31日の東京株式市場は、前日の欧米株式市場が軒並み下落したのに加え、外国為替市場で円高・ドル安が進行していることを嫌気して売り先行のスタートとなりそうだ。31日の東京外国為替市場では、1ドル=113円70銭台と、前日に比べて円高・ドル安が進行している。

 30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比122.65ドル安の1万9971.13ドルと続落し、フシ目の2万ドルを割り込んだ。トランプ米大統領が27日、中東、アフリカなど「テロ懸念国」7カ国からの入国を制限する大統領令に署名し、移民政策で強硬措置をとったことに対して、米国内外で批判や混乱が広がったことが嫌気され売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比47.070ポイン安の5613.712と反落した。

 日程面では、黒田日銀総裁会見、1月の展望リポート、12月の鉱工業生産・有効求人倍率・完全失業率・家計調査・新設住宅着工戸数に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC・2月1日まで)、ユーロ圏10~12月期のGDP、ユーロ圏1月の消費者物価が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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