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【通貨】英ポンド週間見通し:やや底堅い動きか、英経済見通し改善で買い継続


■堅調推移、ブレグジット成功への期待広がる

先週のポンド・円は堅調推移。英最高裁は、欧州連合(EU)からの離脱を認めるEU基本条約第50条の発動には議会承認が必要との英高等法院の判断を支持したことが要因。EU離脱後の英国経済を支援する経済政策導入への期待が広がり、リスク選好的なポンド買いが観測された。10-12月期の英国内総生産が予想を上回ったことも好感された。取引レンジ:140円77銭-144円79銭。

■やや底堅い動きか、英経済見通し改善で買い継続

今週のポンド・円はやや底堅い動きとなりそうだ。1月30-31日開催の日銀金融政策決定会合で緩和方針の維持が予想されており、円売り基調が続きそうだ。2月1-2日開催の英中銀金融政策委員会(MPC)では、現行政策の据え置きが見込まれるものの、経済指標の改善によって景気の先行きに対する警戒感は低下しており、ポンド買いは継続する可能性がある。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・2月1日:マークイット1月製造業PMI(予想:56.0、12月:56.1)
・2月2日:英中央銀行が金融政策発表(現状維持の予想)
・2月3日:マークイット1月サービス業PMI(予想:55.9、12月:56.2)

予想レンジ:143円00銭-146円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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