市場ニュース

戻る
 

【市況】24日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と3日続伸、資源・素材セクターに買い

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

24日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比5.78ポイント(0.18%)高3142.55ポイントと小幅ながら3日続伸した。上海A株指数も上昇し、6.05ポイント(0.18%)高の3290.62ポイントで取引を終える。外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数は0.66ポイント(0.20%)高の337.97ポイント、深センB株指数は5.26ポイント(0.48%)高の1112.39ポイントで終了した。

人民元相場の落ち着きが好感される。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元の対米ドル基準値を約2カ月ぶりの元高水準に設定した。上海外国為替市場の元相場は前日と同水準で推移しているが、元の先安感は後退している。主要企業の決算発表を前に、業績期待の買いも散見された。

業種別では、石油や石炭などエネルギー株の上げが目立つ。中国石油天然気(601857/SH)が2.8%高、中国中煤能源(601898/SH)が1.2%高で引けた。中煤能源に関しては、2016年12月期(本決算)の業績で、純利益が黒字に転換するとの見通しが引き続き材料視されている。石炭価格が上昇したことが大きい。「供給サイド改革」の進展などが寄与した。同様に、生産過剰問題を抱える他業種もしっかり。鉄鋼株や非鉄株、セメント株などが物色された。銀行株と保険株も値上がりしている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均