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【市況】東京株式(前引け)=欧米株安、円高受け反落も底堅さ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 24日前引けの日経平均株価は前日比13円32銭安の1万8877円71銭と小幅続落。前場の東証1部の売買高概算は9億1890万株、売買代金概算は1兆860億3000万円。値上がり銘柄数は818、対して値下がり銘柄数は1017、変わらずは162銘柄だった。

 東京株式市場は、トランプ大統領就任を境にややリスク回避ムードが意識される流れにあり、きょうも前日の欧米株安や1ドル=112円台半ばまで円が買われたことなどを受け売りに押される展開となったが、下値では押し目買いが入り下げ幅は限定的なものにとどまっている。途中、円高一服を背景に日経平均は一時プラス圏に浮上する場面もあった。日銀のETF買いに対する思惑や、企業の決算発表本格化を前に好業績銘柄の押し目を拾おうとする動きが観測される。

 個別では、ブイ・テクノロジー<7717>が大幅続伸となったほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。大塚ホールディングス<4578>も高い。また、新日鉄住金<5401>など鉄鋼株に買いが集まっている。中小型株ではクリーク・アンド・リバー社<4763>やヤマシンフィルタ<6240>などの上昇が目立つ。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが安く、ファーストリテイリング<9983>も軟調。東芝<6502>が利益確定売りに押され、ディー・エヌ・エー<2432>も下落した。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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