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【市況】24日の株式相場見通し=円高・ドル安進行を嫌気し売り先行

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 24日の東京株式市場は、外国為替市場での円高・ドル安進行を嫌気して売り先行の展開となりそうだ。トランプ米大統領は23日、日本との自動車貿易に関連して「不公正」と名指しで日本を批判したことが伝えられたため、自動車を中心とした輸出関連株が売られる可能性がある。24日早朝の東京外国為替市場では、1ドル=112円50銭台と、前日に比べて大幅に円安・ドル高が進行している。

 23日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比27.40ドル安の1万9799.85ドルと小幅反落した。トランプ大統領が23日、環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱する大統領令に署名するなど、保護主義的な通商政策が強まるなか、米経済政策への警戒感が高まり売りが優勢となった。ナスダック総合株価指数は、前週末比2.391ポイント安の5552.943と小幅反落した。

 日程面では、12月の白物家電国内出荷実績、H-2ロケット32号機によるXバンド防衛通信衛星2号機打上げに注目。海外では、米12月の中古住宅販売、トルコ中銀の金融政策決定会合が焦点になる。(冨田康夫)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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