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【特集】ナガイレーベ Research Memo(1):2017年8月期第1四半期は2ケタ増収増益で着地

ナガイレーベ <日足> 「株探」多機能チャートより

ナガイレーベン<7447>は国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカーである。発表された2017年8月期第1四半期の連結業績は、売上高が前期比11.0%増の2,862百万円、営業利益が同32.2%増の720百万円、経常利益が同37.2%増の773百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.0%増の527百万円となった。主力製品に加えて注力中の周辺商品も順調に伸びたことで2ケタ増収となった。円安進行や加工賃のアップなど原価上昇要因があったが、為替の先物予約や海外への生産シフト推進、高付加価値製品の拡販などによりこれを吸収し売上総利益率は改善した。また前年同期は主力製品の期ずれによって収益が予想以上に不振であったことも、この第1四半期の増益率を押し上げている。

進行中の2017年8月期の通期連結業績は、売上高が前期比2.8%増の17,000百万円、営業利益が同3.1%増の5,106百万円、経常利益が同4.3%増の5,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.2%増の3,528百万円と予想されており、期初予想と変わっていない。主力製品であるヘルスウェアを中心に拡販を図り、経費面では国内工賃のアップが予想されるが海外生産比率のアップ等によりこれを吸収、利益率は前期並みを維持する計画だ。引き続き良好な業界環境が続く見込みであり、この予想が達成される可能性は高い。

同社は前期(2016年8月期)の実績を踏まえて2019年8月期に売上高18,000百万円、営業利益5,400百万円を目標とする新しい中期経営計画を発表した。海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。

同社は株主還元にも前向きである。前々期(2015年8月期)には通常の年間配当50円に加え、創業100周年の記念配当50円、公開買付けによる100万株(1,500百万円)の自社株買いを実施、前期も年間50円配当(単体ベース配当性向52.5%)を行った。今期も年間配当50円を発表済みだが、配当性向(単体ベース)50%以上を公約していることから、予想利益が上ぶれするようであれば増配の可能性もありそうだ。株主還元に対する同社の姿勢は評価に値するだろう。

■Check Point
・ほぼ全国をカバーしているが西日本や海外市場のシェア拡大の可能性
・ずれ込んでいた大型の更新需要を確実に取り込み増収
・高機能性・高付加価値商品の開発を積極的に進める

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《TN》

 提供:フィスコ

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