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【経済】中国の成長はまだまだ続く?? SMBC日興証券(花田浩菜)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

20日に中国の2016年10-12月実質GDが発表されましたね。結果は前年比+6.8%と、7-9月実績と市場予想(+6.7%)を若干上回りました。

この結果について、SMBC日興証券の1/23付の「新興国通貨デイリー」では、『2016年通年では+6.7%(2015年+6.9%)へ減速したが、政府目標(+6.5~7.0%)の範囲内となった。10-12月の成長率が若干加速した背景として、個人消費の改善があげられる。一方、12月単月の経済指標は、固定資産投資が大幅に鈍化し、鉱工業生産は市場予想(+6.1%)を若干下回る+6.0%であった』と伝えています。

そしてこれからの中国の成長については、『2017年も、政府が過剰生産設備の削減など供給サイドの改革を重視するとみられるため、景気の下押し圧力が強まろう。ただし、今後も企業収益の改善が所得増加につながり、消費を支えるとみられ、またインフラ投資の拡大により景気の下振れは回避されよう。2017年の成長目標は+6.5%程度に設定されると見込まれる』との見解を述べています。

これらを踏まえ、中国の成長は世界経済の発展に大きく関係していますので、今後も注視していきましょう。

その他、トルコ国会とリラについても掲載されていますので、詳しくは1/23付の「新興国通貨デイリー」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介します。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《SK》

 提供:フィスコ

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