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【市況】東京株式(前引け)=反落、円高進行などを受け広範囲に売り優勢

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 23日前引けの日経平均株価は前週末比203円34銭安の1万8934円57銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は8億6460万株、売買代金概算は9528億9000万円。値上がり銘柄数は397、対して値下がり銘柄数は1505、変わらずは100銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、大きく売り優勢に傾いた。外国為替市場で1ドル=113円台半ばまで、急速に円高が進行しており、これが輸出株をはじめ重荷となっている。注目されたトランプ大統領の就任演説は想定内で目新しさはなかったものの、米国第一主義を繰り返し掲げ、保護主義的な政策姿勢の強さが印象づけられたことで、改めて警戒ムードも漂う。日経平均株価は朝方に1万8900円台を割り込む場面もあった。前場の売買代金は1兆円を下回った。

 個別ではトヨタ自動車<7203>など自動車株が軟調。SMC<6273>が値を下げたほか、ファーストリテイリング<9983>も安い。SOMPOホールディングス<8630>が大幅安、オリックス<8591>も下落した。アクリーティブ<8423>が大幅安、クックパッド<2193>も売り優勢。半面、東芝<6502>が断トツの売買代金をこなし逆行高、ブイ・テクノロジー<7717>の急騰も目を引く。東京製鉄<5423>、協栄産業<6973>なども値を飛ばした。クリーク・アンド・リバー社<4763>も大幅高。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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