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【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、中国景気の安定成長が好感される

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 64521.18 +0.89%

20日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比570.32ポイント高(+0.89%)の64521.18で取引を終えた。64693.54まで上昇した後、一時63950.86まで下落した。

原油価格の続伸が好感され、資源セクターに買いが継続した。また、堅調な中国の経済指標も支援材料。昨年10-12月期の中国の国内総生産(GDP)は前年同期比で6.8%上昇し、前期と市場予想の6.7%を上回った。一方、トランプ大統領の就任演説が1月20日(現地時間)に控えるため、積極的に上値を追う勢いはみられなかった。

【ロシア】MICEX指数 2159.96 -0.11%

20日のロシア株式市場は8日続落。主要指標のMICEX指数は前日比2.29ポイント安(-0.11%)の2159.96で取引を終了した。2165.88から2147.19まで下落した。

トランプ大統領の就任演説が1月20日(現地時間)に控えるため、神経質な展開が続いた。一方、指数の下値は限定的。米政府がロシアに対して実施している経済制裁について、4-9月に解除されるとのポジティブな見方が支援材料となった。また、原油価格の上昇も指数をサポートした。

【インド】SENSEX指数 27034.50 -1.00%

20日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比274.10ポイント安(-1.00%)の27034.50、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同85.75ポイント安(-1.02%)の8349.35で取引を終えた。

終始マイナス圏で推移し、終盤に下げ幅を拡大させた。高額紙幣の廃止後の貸し出しが伸び悩んでいるとの報告が圧迫材料。報告によると、高額紙幣の廃止後8週間の貸出残高は6000億ルピー(1兆200億円)にとどまり、前年同期の2兆6690億ルピーを大幅に下回った。高額紙幣の廃止に伴う流動性不足が個人消費や企業活動を打撃しており、資金需要もその悪影響を受けていると分析された。

【中国本土】上海総合指数 3123.14 +0.70%

20日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比21.84ポイント高(+0.70%)の3123.14ポイントと反発した。

中国景気の安定成長が好感される。国家統計局は20日、2016年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比6.8%だったと発表した。7~9月期の6.7%から拡大し、市場予想の6.7%も上回っている。

《CS》

 提供:フィスコ

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