市場ニュース

戻る
 

【経済】【中国】春節嫌いの“恐年族”増加、「カネとカラダ持たない」(


中国で近年、春節(旧正月)を嫌う若者が増加している。こうした若者は“恐年族”と呼ばれ、春節が近づくと「憂うつ」になるのだという。金銭、健康の2つの面で、メリットがないと感じているようだ。政府系メディアが17日付で伝えた。

まず金銭面では、親戚の子どもたちへのお年玉が大きな負担としてのしかかる。また、親戚や友人との宴会がほぼ毎日続くため、懐は寒くなる一方だ。

健康面では、連日の宴会で「飲みすぎ」「食べすぎ」が続く。普段酒を飲まない若者も、アルコール度数の高い「白酒」を無理やり飲まされるなどして、体調を悪くする人が少なくないという。

さらには、「精神的な健康」にも悪影響があるという。「彼女はいるのか」「結婚はいつするのか」といった年長者からの質問攻めは、精神的なダメージが大きい。また、帰省した際の同級生たちとの「見栄の張り合い」も悩みの種だ。

こうした“恐年族”は、海外旅行などを口実にして、なんとか帰省から逃れようとしているという。


【亜州IR】

《SK》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均