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【経済】日米の注目経済指標:10-12月期米GDP成長率は2%台前半にとどまる見込み


1月23日-27日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■24日(火)日本時間25日午前0時発表予定
○(米)12月中古住宅販売件数-予想は555万戸
参考となる11月実績は561万戸で市場予想の550万戸程度を上回った。販売件数は2007年2月の高い水準。販売価格の中央値は前年同月比で上昇しており、需要増が中古住宅市場を下支えした。12月については在庫の減少が続いていることから、伸び悩む可能性があり、販売件数は11月実績をやや下回る可能性がある。

■25日(水)午前8時50分発表予定
○(日)12月貿易収支-予想は+2681億円
参考となる昨年12月上中旬の貿易収支は-2186.2億円で赤字額は前年同月比-16.4%。2015年12月の貿易収支は最終的に1389.5億円の黒字だったことから、2016年12月の貿易黒字額は1500億を上回る可能性が高い。

■26日(木)日本時間27日午前0時発表予定
○(米)12月新築住宅販売件数-予想は58.6万戸
参考となる11月実績は、前月比+5.2%、年率換算で59.2万戸となった。市場予想の57.5万戸程度を上回った。12月については金利上昇の影響がまだ出ていないことや雇用情勢の改善が続いていることから、販売件数は11月実績に近い水準になるとみられる。市場予想は妥当な水準か。

■27日(金)午後10時30分発表予定
○(米)10-12月期国内総生産速報値-予想は前期比年率+2.1%
参考となるアトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPNow」は10-12月期の実質国内総生産(GDP)を前期比年率+2.8%と予想している。12月の小売売上高は予想をやや下回っており、2%台前半の成長率にとどまると予想される。ただし、個人消費自体はまずまず良好であること、住宅市況は順調であることから、改定値で上方修正される可能性は残されている。

その他の主な経済指標の発表予定は、24日(火):(米)1月マークイット製造業PMI、26日(木):(米)12月卸売在庫、(米)12月景気先行指数、27日(金):(日)12月全国消費者物価指数、(米)12月耐久財受注。

《FA》

 提供:フィスコ

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