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【市況】NY原油:続伸で52.42ドル、減産方針順守の流れを材料視


NY原油は続伸(NYMEX原油2月限終値:52.42↑1.05)。51.39ドルから52.90ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。サウジアラビアが、石油輸出国機構(OPEC)の加盟国と非加盟国は合意した減産方針を順守しているとの見方を示したことから、買い優勢の展開となった。


一方、米石油会社ベーカー・ヒューズが発表した米国での石油掘削に使用する設備(リグ)の稼動数は、前週比29基増の551基。トランプ政権誕生でエネルギー規制の緩和がシェール開発の活発化につながるとの見方も浮上しており、原油価格の上値を抑える効果もある。


なお、OPECと主要産油国が近い段階で会合を開催し、現在の状況を確認するとの話が伝わっている。


チャートでは、25日移動平均線(52.5ドル水準)をでのもみ合いとなっている。11月24日安値42.20ドルを起点に下値を切り上げる展開だが、上値はやや重い。

《MT》

 提供:フィスコ

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