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【通貨】来週の為替相場見通し=トランプ政権発足後の動向探る

ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
 来週の外国為替市場のドル円相場は、トランプ政権の正式発足後の動向を探る展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=113円50~116円00銭。

 今週の為替相場は週半ばに112円台までドル安が進行したが、週末にかけ115円前後まで値を戻した。日本時間の21日午前1時半(米国時間20日午前11時半)に米大統領就任式が開催される。ここでの新大統領に就任するトランプ氏の演説が高い関心を集めている。環太平洋経済協定(TPP)からの脱退を表明することを公約としているほか、減税やインフラ投資など経済政策に対して、どんな姿勢を示すかがポイントとなる。同就任式の相場に与える影響が限定的だった場合は、市場には「トランプ氏の動向を横目ににらみながらも実体経済に関心を移す展開となる」(アナリスト)との見方がある。来週は米国では24日に12月中古住宅販売件数、26日に米12月新築住宅販売件数、27日に米10~12月期国内総生産(GDP)などの発表が予定されている。今月27日を軸に日米首脳会談の開催が検討されていたが、日程はずれ込む可能性がある。状況次第で115円前後を中心とする一進一退が続きそうだ。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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