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【材料】アクロディア---17年8月期第1四半期は、スマートフォン向けコンテンツ等に集中し業績改善を見込む

アクロディア <日足> 「株探」多機能チャートより

アクロディア<3823>は16日、2017年8月期第1四半期決算を発表。売上高が6.92億円、営業損失が1.91億円、経常損失が1.93億円、当期純損失が3.13億円となった。なお、前年同期は非連結決算であったことから、同比較は未発表。

既存のスマートフォン向けのソリューションは順調で、新たなソリューションの基盤強化を進めている。特に「インターホン向けIoTシステム」は、インターホン市場へのシェア獲得に向けて、国内外で提携を行い、集合住宅やシンガポール等の物件への導入を行っている。また、セキュリティ関連ソリューションでは、サービスラインアップを構築し、顧客獲得を図っている。コンテンツサービスでは、ソーシャルゲーム等は順調で、市場獲得に取り組んでいる。

一方、利益面では、ふるさと納税向け関連ビジネスにおいて、端末購入費用による原価の増加等から利益率が低下した。また、連結子会社のエミシアにかかるのれんの一括償却に伴い、のれん償却額等、1.19億円を特別損失として計上している。

17年8月期の連結業績については、売上高が33.06億円、営業利益が0.87億円、経常利益が0.80億円、当期純損失が0.42億円を予想。経営の改善に向けて、成長分野であるスマートフォン向けコンテンツや、IoT関連ソリューション等の事業に経営資源を集中させ、販売管理費の削減等により収益性と財務状況の改善を継続的に進める計画である。

《TN》

 提供:フィスコ

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