【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―
沢井製薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■沢井製薬 <4555> 6,080円 (-180円、-2.9%)
沢井製薬 <4555> が続落。大和証券は同社株のレーティングを「3(中立)」から「4(アンダーパフォーム)」へ引き下げ、目標株価は9000円から5400円に見直した。足もとの後発薬品市場の拡大ペースが想定以下とみており、17年3月期の連結営業利益は従来予想252億円から235億円(会社予想235億円)、18年3月期は同278億円から265億円に引き下げている。また、政府は18年度に薬価制度を抜本的に変更する予定。同証券では、「抜本改革の最大の目的は国民負担軽減。もう一つの目的であるイノベーション推進と相反しにくい後発薬は、様々な手法によって価格引き下げが図られる公算大」とみている。
■ブロンコビリー <3091> 2,829円 (-80円、-2.8%)
ブロンコビリー <3091> が急反落。17日取引終了後、17年12月期の単独業績予想を発表し、売上高は205億円(前期比13.8%増)、営業利益は30億8000万円(同11.8%増)、最終利益は22億円(同16.8%増)を見込むも、営業利益を36億円程度とする市場予想に届かなかったことから失望売りに押された。「デジタルサイネージ」や「ジェラートバー」などを設置し店内で食事の楽しさの演出を強化するほか、インターネットを活用した販促企画の拡充で来店客数の向上を図る。また、「2020年200店舗」の実現に向けて積極的な出店とエリアを拡大していく。なお、16年12月期は売上高180億1000万円(前の期比13.1%増)、営業利益27億5400万円(同12.5%増)、最終利益18億8300万円(同15.8%増)で着地した。
■ホギメディカル <3593> 6,720円 (-170円、-2.5%)
ホギメディカル <3593> が大幅続落。大和証券が17日付で、投資判断を「3」から「4」とし、目標株価を6620円から6200円へ引き下げたことが弱材料視された。主力の「キット用品」の伸長率が四半期を追うごとに徐々に弱くなっており、17年3月期の営業利益予想を78億7000万円から76億5000万円(前期比12.9%減)へ引き下げている。また、18年3月期は同60億円と2割強の営業減益を想定している。
■GMO-CH <7177> 828円 (-12円、-1.4%)
GMOクリックホールディングス <7177> [JQ]が3日続落。FX大手の同社が17日発表した12月の営業収益は前年同月比22.3%減の19億6200万円と冴えなかった。
■ケンコーマヨネーズ <2915> 3,080円 (-30円、-1.0%)
ケンコーマヨネーズ <2915> が続落。同社は18日から公募増資の発行価格決定期間に入っており、神経質な展開となった。200万株の公募と上限30万株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。公募に伴う調達資金は、西日本工場でのサラダ・総菜類の生産設備増設や静岡富士山工場でのタマゴ加工品の設備増強などに充てる。発行済み株式数は最大で約16%増える見込み。
※18日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース