【市況】日経平均は59円安でスタート、海外先行き不透明感から売りが先行/寄り付き概況
日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
日経平均 : 18753.96 (-59.57)
TOPIX : 1503.14 (-5.96)
[寄り付き概況]
日経平均は3日続落してスタートした。17日の米国市場ではNYダウが58ドル安となった。トランプ次期大統領がドル高への警戒感を示したほか、英国のメイ首相が欧州連合(EU)離脱に関して演説を行い、先行き不透明感から売りが先行した。米国債利回りの下落を受けて金融セクターが売られたこともあり、終日軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は18720円となったが、一時1ドル=112.50円台まで上昇していた円相場が足元では円高一服となっており、本日の日経平均はシカゴ先物清算値をやや上回る水準からスタートするとプラスに切り返す場面もあった。
売買代金上位では、海外市場での金融株安の流れを受けて三菱UFJ<8306>が売られているほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、アステラス薬<4503>、みずほ<8411>、三井住友<8316>などがさえない。
一方、半導体事業の分社化を検討していると報じられた東芝<6502>は買いが先行。信越化<4063>も堅調で、、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、三菱地所<8802>は小高い。
セクターでは、ゴム製品、保険業、銀行業などが下落率上位。反面、水産・農林業、鉄鋼、電気・ガス業などが上昇率上位となっている。
《SK》
提供:フィスコ