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【市況】売り仕掛け的な動き等も警戒されやすく【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

16日の日経平均は大幅に反落。192.04円安の19095.24円(出来高概算14億6000万株)で取引を終えた。週末にトランプ次期米大統領の就任式を控えているなか、不透明感が強まっている。トランプ氏の政権移行期間の仕事ぶりに関する世論調査が発表され、「不支持」が51%と異例の結果だった。円相場は1ドル114円台前半とドル安・円高に振れて推移するなか、売り優勢の展開に。

その後もじりじりと下げ幅を広げるなか、19100円台での攻防。日銀によるETF買い入れ期待のあった午後だったが、午後の寄付き段階であっさり19100円を下回った。下げ渋る動きもみられたが、円相場が113円台に突入したことが重しとなり、大引けに欠けての戻りの鈍さが目立つ格好。

日経平均は25日線を割り込んだ。昨年末の水準に接近しており、昨年の大納会水準を下回ってしまうと、一気にセンチメントが悪化しやすい。また、価格帯別出来高の商いが積み上がっている水準を下回っており、戻り売り圧力が次第に強まりやすい。19000円処を下回ってくると、18500円処までは真空地帯となるため、売り仕掛け的な動き等も警戒されやすいだろう。

外部環境の不透明感を警戒するなか、リスクを回避する流れから相対的に出遅れているセクターや中小型株での個人主体による値幅取り狙いの売買に向かいやすいと考えられる。先週はフィンテック、ブロックチェーンといった銘柄が賑わう場面がみられていたが、さくら<3778>は本日も強い値動きをみせていた。全体の方向感が掴みづらい状況のなかでは、より値動きのよい銘柄やテーマ株等に短期資金が集中しやすいだろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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