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【注目】前週末13日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより

■任天堂 <7974>  23,750円 (-1,450円、-5.8%)

 東証1部の下落率3位。任天堂 <7974> が急落。13日午後1時ごろに新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の発売日を3月3日、希望小売価格を2万9980円と発表したが、材料出尽くし感に加えて、「2万5000円以下なら人気化が期待できる」との見方が強かっただけに、失望感が広がったようだ。なお、「スイッチ」の予約受付は1月21日からで、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」などが同時に発売されるほか、50社を超えるソフトメーカーが、ゲームソフトを開発中で、開発中のタイトル数は既に80タイトル以上に及んでいるとしている。

■江崎グリコ <2206>  5,250円 (-110円、-2.1%)

 江崎グリコ <2206> が4日続落。12日、同社が300億円のユーロ円建て新株予約権付き社債(転換社債=CB)を発行すると発表したことが売り材料視された。調達資金は生産能力増強や販売拡大などに向けた設備投資に充てる。転換価格は8093円で、発行済み株式総数に対する潜在株式数の比率は5.64%になる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■ビックカメラ <3048>  1,053円 (-19円、-1.8%)

 ビックカメラ <3048> が続落。12日取引終了後、17年8月期の第1四半期(16年9-11月)連結決算を発表し、売上高は1792億7900万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は24億4700万円(同23.4%減)、最終利益は15億2000万円(同26.4%減)と、2ケタ減益だったことが嫌気された。エアコンなどの白物家電が好調で、テレビも堅調に推移した。一方、デジタルカメラが低調だったことに加え、パソコン、レコーダー、掃除機も伸び悩んだことが全体の業績に響いた。なお、通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高8000億円(前期比2.7%増)、営業利益230億円(同4.5%増)、最終利益125億円(同4.3%増)を見込んでいる。

※13日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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