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2017年01月15日15時05分

【市況】今週の【日経平均】1月10~13日『トランプ氏の発言、日本株を揺さぶる』

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

【3日続落、トランプ氏会見控え様子見ムード】10日(火)

■概況■19301.44、-152.89
10日(火)の日経平均は3日続落。9日の米国市場では、原油安や企業業績への警戒感などからNYダウは76ドル安となった。為替市場では朝方に一時1ドル=115円台半ばまで円高が進み、日経平均はこうした流れを受けて39円安からスタートした。前場は為替の円高一服とともにプラスへと切り返す場面が見られた。しかし、後場に入ると日本銀行による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待が後退し、一時19255.35円(前週末比198.98円安)まで下落した。11日にトランプ次期米大統領の記者会見を控え、様子見ムードが強かった大引けの日経平均は前週末比152.89円安の19301.44円となった。東証1部の売買高は18億9467万株、売買代金は2兆5992億円だった。業種別では、保険業、電気・ガス業、鉱業、銀行業が下落率上位だった。一方、上昇したのは医薬品、パルプ・紙など4業種のみだった。


◆注目銘柄◆
トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>などが軟調。トヨタ自は米国での投資計画が伝わり買い優勢となる場面もあったが、円高が重しとなった。前週末に急落したファーストリテ<9983>は引き続き売り優勢で指数を押し下げた。日経平均構成銘柄に採用されなかった村田製<6981>やエプソン<6724>が売られ、エプソンは8%安と急落した。また、みちのく銀<8350>やエプソン、enish<3667>などが東証1部下落率上位となった。一方、日経平均構成銘柄に新規採用された大塚HD<4578>は8%を超える上昇。ソニー<6758>も2%超の上昇となった。その他、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、東芝<6502>などがしっかり。また、光村印<7916>、DLE<3686>、EG<6050>などが東証1部上昇率上位となった。


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【4日ぶり反発、トランプ氏会見を前に小動き】11日(水)

■概況■19364.67、+63.23
11日(水)の日経平均は4日ぶり反発。10日の米国市場は高安まちまちだったが、為替市場で円高進行が一服していることなどから、日経平均は直近の下落に対する自律反発が意識されて57円高でスタートした。今晩予定されているトランプ次期米大統領の会見を前に、足元で調整が続いていた金融株などに買い戻しとみられる動きがあり、日経平均は前引けにかけて19400円台に乗せる場面があった。しかし、会見内容を見極めたいとするムードが強く、おおむね19300円台での小動きが続いた。大引けの日経平均は前日比63.23円高の19364.67円となった。東証1部の売買高は19億4433万株、売買代金は2兆1801億円だった。業種別では、鉄鋼が4%近く上昇したほか、非鉄金属、銀行業が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、不動産業、ゴム製品が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
前日に金融機関向け説明会を開催したと伝わっている東芝<6502>が4%を超える上昇となったほか、任天堂<7974>やソニー<6758>も3%高と上げが目立った。その他売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、大塚HD<4578>、三井住友<8316>などがしっかり。また、航空機新素材に関する報道を受けて宇部興<4208>が朝方急伸し、日カーボン<5302>も一時ストップ高水準まで買われて東証1部上昇率トップとなった。NTT<9432>、ファーストリテ<9983>、花王<4452>、JT<2914>、ディーエヌエー<2432>などがさえない。三井不<8801>や三菱地所<8802>が2%前後下落するなど、不動産株の下げが目立った。前日決算を発表したABCマート<2670>は4%超の下落。また、サイバーコム<3852>、DLE<3686>、ケンコーマヨ<2915>などが東証1部下落率上位となった。


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【大幅に反落、トランプ発言に振らされる】12日(木)

■概況■19134.70、-229.97
12日(木)の日経平均は大幅に反落。注目されたトランプ次期大統領による記者会見では、「日本などとの貿易で米国は多額の損失を被っている」などと述べ、米利益最優先を強調。この発言等を受けた円相場は1ドル114円台に突入するなか、売り先行で始まった。その後も小売や医薬品を中心に弱い動きとなり、一時19100円を割り込む場面もみられた。日銀のETF買い入れへの思惑から下げ渋る場面もみられたが、午後に入っても再び19100円を下回るなど、戻りの鈍い相場展開に。大引けの日経平均は前日比229.97円安の19134.70円となった。東証1部の売買高は20億株、売買代金は2兆3761億円だった。業種別では医薬品が下落率トップとなり、パルプ紙、精密機器、小売、ゴム製品、繊維、鉄鋼、倉庫運輸、建設、銀行の弱さが目立つ。一方で、原油高を背景に石油石炭が上昇率トップ。その他、水産農林が小幅に上昇しており、上昇は2セクターにとどまっている。


◆注目銘柄◆
東証1部の8割近い銘柄が下げているが、売買代金上位ではソニー<6758>、任天堂<7974>、日カーボン<5302>、コマツ<6301>が終日底堅い値動きをみせていた。一方で、指数寄与度の大きいところでファーストリテ<9983>、ユニー・F<8028>が下落上位。ファーストリテは引け後に決算発表を控えていることから、終日神経質な展開だった。その他、トランプ氏の会見を受けて、アステラス薬<4503>、エーザイ<4523>、塩野義<4507>など医薬品株の弱さが目立った。


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【反発、円高一服で自律反発の流れ】13日(金)

■概況■19287.28、+152.58
13日(金)の日経平均は反発。12日の米国市場でNYダウは63ドル安となった。トランプ次期大統領の記者会見が投資家の失望を招いたものの、原油高が好感されるなどして下げ幅を縮小する展開だった。為替市場でも一時1ドル=113円台まで円高が進んだが、その後ドル売りは一服し、本日の日経平均は前日の下落に対する自律反発の流れから40円高でスタートした。寄り付き後に上げ幅を広げると、前場は19200円台前半でのもみ合いが続いた。後場に入ると一段高となり、19300円に迫る場面があった。大引けの日経平均は前日比152.58円高の19287.28円となった。東証1部の売買高は16億0020万株、売買代金は2兆2566億円だった。業種別では、小売業、パルプ・紙、電気・ガス業が上昇率上位だった。一方、下落したのはその他製品、非鉄金属、鉄鋼の3業種のみだった。


◆注目銘柄◆
前日に第1四半期決算を発表したファーストリテ<9983>や、ファナック<6954>、KDDI<9433>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>も小高い。7&iHD<3382>は第3四半期決算が好感されて8%超の上昇。日カーボン<5302>は連日の大幅高。また、米司法省との合意間近と報じられたタカタ<7312>や、スーパーコンピューターシステム受注を発表したさくら<3778>がストップ高まで買われ、東証1部上昇率上位となった。一方、任天堂<7974>が売買代金トップで5%を超える下げ。新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を3月3日に発売すると発表している。西武ホールディ<9024>や住友鉱<5713>は4%超安。三菱UFJ<8306>、大塚HD<4578>は小幅に下げた。また、日華化学<4463>やC&R<4763>、任天堂などが東証1部下落率上位となった。

《SK》

 提供:フィスコ
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