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【通貨】英ポンド週間見通し:もみあいか、EU離脱交渉を巡る不確実性残る

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■大幅下落、ハード・ブレグジットへの警戒感高まる

先週のポンド・円は大幅下落。英国は欧州連合(EU)からの移民制限を優先し、EUとの財・サービス・資本移動の自由を失う「ハード・ブレグジット」を選択するとの警戒感が再浮上したことが要因。米ドル・円相場が円高方向に振れたこともポンド安・円高を促進した。取引レンジ:138円93銭-143円86銭。

■もみあいか、EU離脱交渉を巡る不確実性残る

今週のポンド・円はもみあいか。英国のメイ首相は17日に交渉準備の一環として離脱に向けた方針を示す。これによって「ハード・ブレグジット」への警戒感が低下すれば、ポンドは強含みとなりそうだが、移民制限を優先する方針が示された場合、ポンドの上値は重くなりそうだ。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・17日:12月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.4%、11月:+1.4%)
・18日:12月失業率(予想:2.3%、11月:2.3%)
・20日:12月小売売上高(前月比予想:-0.2%、11月:+0.2%)

予想レンジ:138円00銭-141円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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