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【材料】トヨタは売り優勢で始まる、為替の円高警戒ムードが再燃

トヨタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 トヨタ自動車<7203>は売りに押される展開で始まった。目先外国為替市場で円が買われ、一時1ドル=114円台前半まで急速にドル安・円高が進行、これが嫌気されるかたちで売り物に押されている。注目されたトランプ次期米大統領の会見では景気刺激策に直接言及しなかったことで、米長期金利が下落、日米金利差縮小を映すかたちで円が買われる格好となった。足もとは1ドル=115円近辺で推移しているが警戒感は強い。また、トランプ氏の保護主義的な政策姿勢にも懸念が拭えない。トヨタはトランプ氏のメキシコ新工場に批判的なツイートを受け、今後5年間に米国で100億ドルの投資を行う方針を示しているが、これを評価する買いは目先限定的なものにとどまっている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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