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【市況】11日の中国本土市場概況:上海総合0.8%安と続落、保険セクターは逆行高

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

11日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比24.92ポイント(0.79%)安の3136.75ポイントと続落した。上海A株指数も下落し、26.12ポイント(0.79%)安の3284.37ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.88ポイント(0.55%)安の342.43ポイント、深センB株指数は7.98ポイント(0.70%)安の1125.73ポイントで終了した。

市中金利の上昇基調が重し。上海銀行間取引金利(SHIBOR)は今月に入って上昇ピッチが加速し、足元では1カ月物が約1年半ぶりの高い水準を連日で切り上げている。実体経済への悪影響が不安視される状況だ。

業種別では、空運株の下げが目立つ。中国南方航空(600029/SH)は4.5%安と急反落。親会社の中国南方航空集団が9日開いた会議で、2017年に「混合所有制改革」を実施する方針を決定したことが材料視され、同社株は前日に7.4%上昇していた。ITハイテク関連株や不動産株、消費関連株なども安い。銀行株や証券株も弱含みで推移した。

半面、保険株はしっかり。中国人寿保険(601628/SH)が1.1%上昇する。非鉄関連株の一角も物色された。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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