市場ニュース

戻る
 

【市況】<マ-ケット日報> 2017年1月11日

 11日の市場は日経平均が4日ぶりに反発。終値は前日比63円高の1万9364円だった。前日までの下げで値頃感が出ておりこの日は終日プラス圏で推移。円相場の落ち着きもあって安定した1日となった。日本時間12日午前1時に予定されているトランプ会見を控え、一部主力株には売り方の買い戻しも入っていたようである。

 昨日の米国市場は原油相場の下げを受けてダウ平均が続落した。一時は70ドルほど値を上げていたものの、資源株の下げ幅拡大で終盤に値を崩してしまった。一方、ハイテク株への買いは続きナスダック指数は6連騰。4日連続で史上最高値を更新している。

 さて、本日の東京市場は外部環境に目立った変化が見られない中、直前まで3日続落していた反動買いが優勢となる展開に。トランプ次期米大統領の「口先介入」に対する警戒感はあるももの、その政策の方向性は株高に資するところがあり、会見後も株高の流れが維持されるとの見方が強い。日経平均のチャートはここ3週間ほど横ばいを続けておりある程度の日柄整理は済ませている。きかっけがあれば再び上を目指す流れに入る可能性もありそうだ。個別では炭化ケイ素が次世代航空機のエンジン部品に採用されるとの報道で宇部興 <4208> 、日カーボン <5302> などが上昇。一方、3-11月経常減益のABCマート <2670> が大幅続落となっている。(ストック・データバンク 編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均