【市況】米国株見通し:25日線処からの自律反発期待
NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより
S&P500先物 2265.75(+0.75) (20:45現在)
ナスダック100先物 5023.50(+1.50) (20:45現在)
20:45時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは5ドル高程度で推移。欧州は小幅ではあるが全般買い優勢の展開に。
9日の米株式市場は原油安に加えて、12日から始まる10-12月期決算を前に企業業績への警戒感から売りが先行。NYダウはこう着感が強まる一方で、ハイテク株が堅調に推移するなかでナスダックは堅調だった。
市場は11日のトランプ次期米大統領による記者会見のほか、12日のイエレンFRB議長講演、そして決算発表を見極めたいとする模様眺めのなか、方向感の掴みづらい展開が続きそうである。
ただ、NYダウは足元のこう着で上昇する25日線との乖離が縮小しており、過熱感は後退。トランプ氏の会見内容や決算等を見極める必要があるものの、昨年後半の節税対策に伴う売りに対する反動といった形での、1月のアノマリーが意識されやすいく、下値の堅さは意識されやすいだろう。25日線処からの自律反発も期待されよう。
《KK》
提供:フィスコ