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2017年01月08日09時15分

【市況】【杉村富生の短期相場観測】 ─ やはり、テーマ性を有する元気な小物にマトを!

株式評論家 杉村富生

「やはり、テーマ性を有する元気な小物にマトを!」

●トランプ氏の言動に一喜一憂する展開に!

 引き続いて、マーケットはドナルド・トランプ次期アメリカ大統領(第45代)の言動に一喜一憂することになろう。彼の破天荒な経済政策はとりあえず、投資家に歓迎されている。なにしろ、今後10年間に6.3兆ドル(約740兆円)ものバラまきである。

 しかし、彼の政策には“負”の部分も多い。人種差別的な発言、保護貿易的な主張、中国に対する強硬姿勢、親イスラエルの外交、軍事費の増額などは多方面にあつれきを生むだろう。

 もちろん、議会は上院、下院とも共和党が制しているとはいえ、彼の「大きな政府」的な施策がすべて通る保証はない。特に、下院には60人のティーパーティ「小さな政府」系の共和党議員がいる。

 それに、下院(定員435人)の任期は2年だ。上院(同100人)は6年だが、2年ごとに3分の1が改選される。2018年には中間選挙を迎える。これを踏まえ、議会(先生方)は独自の判断をするのではないか。

●AI、VR、自動運転がメーンテーマ!

 したがって、2017年相場は大発会の日経平均株価の479円高(2016年の大発会は582円安)と快調な幕開けとなったが、慎重さを失ってはいけないと思う。そう、肝要なのは現状を正しく認識し、リスク・マネジメントを徹底すること! これにつきる。

 物色面ではやはり、テーマ性を有する元気な小物が主役だろう。主軸株は突っ込み買いの吹き値売り方針を堅持したい。まあ、主軸株の高いところを買うのは相場の上手?な外国人、機関投資家、日銀、年金にまかせておきたい。個人投資家(短期・順張り)のターゲットは小物である。

 テーマ的には米ラスベガスでの世界最大の家電見本市「CES」(1月5日~)においてAI(人工知能)自動運転VR(仮想現実)が人気を博しているように、このセクターがメーンになろう。具体的には日本サード・パーティ <2488> [JQ]、図研エルミック <4770> [東証2]、フュートレック <2468> [東証2]などに注目できる。

 このほか、家電製品のネットリサイクルのリネットジャパングループ <3556> [東証M]が抜群に強い。JIG-SAW <3914> [東証M]は上値の抵抗帯を上抜けた。ここは仕掛けの好機だと判断する。

2017年1月5日 記


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