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【材料】<動意株・6日>(大引け)=大塚ホールディングス、リミックスポイント、薬王堂など

大塚HD <日足> 「株探」多機能チャートより
 大塚ホールディングス<4578>=後場上げ幅拡大。同社は午後2時ごろ、100%子会社大塚製薬が、統合失調症の治療薬として「ブレクスピプラゾール」の日本国内での製造販売承認申請を行ったと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同剤は、臨床試験で統合失調症の急性期の症状を改善したほか、長期投与においても有効性を維持し、良好な忍容性を示したという。なお、米国では、成人の統合失調症と大うつ病補助療法の2つの適応で15年8月から「レキサルティ」として販売している。

 リミックスポイント<3825>=後場に入り急伸。6日、子会社ビットポイントジャパンが、自社で開発した仮想通貨取引システムをホワイトラベル方式で仮想通貨交換事業に参入する事業者に対して提供開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同サービスにより、開発にかかるイニシャルコストを抑制するとともに、比較的短期間(2~3カ月程度)で仮想通貨交換事業へ参入することが実現できるようになるという。また、ビットポイントの仮想通貨取引システムと連動することで、初期段階で特に仮想通貨調達をしなくとも仮想通貨交換業へ参入することが可能となるとしている。

 薬王堂<3385>=大幅反発。同社は5日の取引終了後に発表した12月度の月次速報で、既存店売上高が前年同月比3.5%増と21カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。引き続き取り組んでいる来店客数・買い上げ点数対策が奏功し、客数が2.8%増となったことが牽引した。また、客単価も0.6%増と堅調を維持した。

 グラファイトデザイン<7847>=ストップ高。同社は5日の取引終了後、17年2月期の単独業績予想について、営業利益を2億円から3億3000万円(前期比5.3倍)へ、純利益を9000万円から2億3500万円(同14.7倍)へ上方修正したことが好感されている。自社ブランドシャフトの2017年モデルは、前年モデルを上回る滑り出しを見せ、初期ロットの受注は好調に推移したが、OEM製品が想定を下回る受注となっていることから、売上高は28億5000万円(同2.9%増)で据え置いた。ただ、採算の良い自社ブランドシャフトの販売が伸びていることに加えて販管費の削減効果もあり、営業利益は計画を上回るとしている。

 窪田製薬ホールディングス<4596>=急伸。同社は6日、100%子会社である米アキュセラ・インクがスターガルト病を適応症として開発している新薬候補「エミクススタト塩酸塩」に関してFDA(米国食品医薬品局)からオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)指定を受けたと発表した。スターガルト病は、目の網膜に障害をきたし緩やかに視力が低下する稀少遺伝性疾患。8000人から1万人に1人が罹患すると推定されており、米国での推定患者数は4万人以下とみられている。「エミクススタト塩酸塩」はスターガルト病患者を対象とした臨床第2相試験の開始に向けて現在、検証を進めている。

 ジェイアイエヌ<3046>=反発し昨年来高値更新。5日の取引終了後に発表した12月度の月次売上高状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比5.6%増と4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。12月7日に発売した「STANDARD」シリーズの「ワイドリムチタン」といった定番商品のほか、8日に発売した「バイカラー&コンビネーションエアフレーム」や「スリムエアフレーム」といったスポット展開商品が好調に推移したことが寄与したという。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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