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【材料】ソフトバンクは中段もみ合い放れ、「ビジョン・ファンド」アップル出資思惑で浮上

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより
 ソフトバンクグループ<9984>が4連騰で連日の昨年来高値更新。日経平均寄与度の高い銘柄で裁定解消に伴うインデックス売りの影響も受けやすいが、全体相場に逆行して強さをみせている。

 昨年は英半導体設計大手アームHDの巨額買収や、サウジアラビアの政府系ファンドと組んで、テクノロジー分野への1000億ドル規模の投資を可能とする「ビジョン・ファンド」設立の動きなどで市場の注目を集めたが、米大統領選でトランプ氏勝利の余韻冷めやらぬ12月初旬、トランプ次期米大統領とトランプタワーで会談し米国のビジネスに500億ドルを投資し、5万人の新たな雇用を創出することで合意するなど、話題を提供した。

 年明け早々には、米アップルが「ビジョン・ファンド」に10億ドルを投資する計画が伝わり、これが株価を一段と押し上げる足場となった。人工知能(AI)分野の研究開発にも野心的に取り組んでおり、足もとのAI関連株人気が株価に追い風となっている。テクニカル的にも大発会からの3陽連示現で中段もみ合い上放れを鮮明としている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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