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【材料】本日の注目個別銘柄:一六堂、アダストリア、エプソンなど

イオンモール <日足> 「株探」多機能チャートより

<8905> イオンモール 1644 -32
続落。3-11月期経常利益は前年同期比7%増の300億円前後になり、この期間としては過去最高を更新したもようとの観測報道が伝わっている。シネコンやフードコートなどのコト消費がけん引したようだ。ただ、市場予想との比較ではサプライズは乏しく、通期予想は据え置く公算とされていることも、上振れ期待の市場予想との比較から出尽し感と捉えられる形にも。

<6724> エプソン 2475 +28
堅調。野村證券では投資判断「バイ」継続で、目標株価を2252円から2908円に引き上げている。低価格帯を得意として果敢な価格攻勢をかけていたSamsung Electronicsの撤退により、LBPの値戻し、価格競争力の改善を予想としているようだ。また、ミネベアとミツミ電機の統合に伴う、225銘柄の補充候補としての位置づけなどもあたらめて高まっているもよう。

<3366> 一六堂 400 +34
急伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は2.1億円で前年同期比2.3倍と急拡大へ。9-11月期は前年同期の赤字から黒字に転換している。「もつ鍋」業態などからの業態変更、一部の店舗リストラなどを実施したことで、収益性が向上したもよう。需要期である第4四半期に向けて、収益拡大期待が高まる状況にも。

<6502> 東芝 283.1 +24.48
日ぶりに大幅反発。とりわけ、原発事業での減損損失に対する懸念から、ここ3営業日での下落率は一時48%にまで達しており、年末年始を控える本日は、短期資金の買戻しの動きが優勢となっているもよう。また、足元の株価下落で相当な希薄化は織り込まれたとの見方にもなっており、銀行支援の方向性に変化がなければ、いったんは下げ止まりの可能性を期待する流れにも。

<2685> アダストリア 3030 -300
売り気配スタートから大幅安。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は136億円で前年同期比5%減益、9-11月期では56億円で同10%減益になったもよう。会社計画は2億円程度下振れ。通期予想は170億円で前期比6%増益の見通しだが、円安の進行下で達成は厳しくなってきたとの見方にも。秋冬物の販売苦戦で値引き処分などを行ったため、粗利益率が低下したようだ。

<2468> フュートレック 896 +91
一時ストップ高。ウエアラブル翻訳デバイス「ili」を開発しているログバーが製品発表会を来年1月31日に開催すると発表している。「ili」はネットやスマホとの接続が不要なペンダント型の音声翻訳デバイスとなっている。同社は今年の2月にログバーと資本業務提携、同製品の開発に関して、音声認識及び機械翻訳技術などを提供しているもよう。

<6496> 中北製作所 587 +33
急伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は5.2億円から8億円に、通期では10億円から15億円に増額修正。想定よりも収益性が高まったほか、メンテナンス関連も順調に推移したことが背景。第1四半期の状況から上振れ期待はあったとみられるが、PBRは0.5倍水準とバリュエーションが割安なこともあり、素直に買いが先行する展開となる。
《XH》

 提供:フィスコ

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