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【材料】日本紙が冴えない、4~12月営業益1割増と報じられるも通期業績に懸念

日本紙 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本製紙<3863>が冴えない。きょう付の日本家剤新聞で、「2016年4~12月期連結営業利益は前年同期比1割増の170億円強になりそうだ」と報じられたが、一方で、「足元の円安で原料、燃料の輸入コストは上昇傾向で、17年3月期通期の業績に影響を与える可能性がある」とあることから、先行きに対する警戒感が生じているようだ。

 4~12月期は、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどが、訪日外国人客の増加でホテルなどの需要が拡大しているという。また、高齢者の増加で1人当たりの利用量も伸びているという。ただ、下期の想定レートは1ドル=105円であることや、1~3月期は需要の最盛期を迎えるため、現在の円安基調が続けば、利益を圧迫するとしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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