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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):グンゼ、そーせい、ニトリ

グンゼ <日足> 「株探」多機能チャートより
■グンゼ <3002>  380円  +10 円 (+2.7%)  本日終値
 グンゼ<3002>が反発。22日付でみずほ証券が投資判断「買い」継続、目標株価を380円から440円へ引き上げた。本業であるアパレル事業は今後2~3年、収益改善が続くと指摘、17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の40億円(前期36億6200万円)に対して従来予想の45億円を据え置いているが、18年3月期は55億円から60億円へ引き上げている。

■そーせいグループ <4565>  12,990円  +240 円 (+1.9%)  本日終値
 そーせいグループ<4565>が3日ぶりに反発。22日の取引終了後に提出された大量保有報告書で、JPモルガン・アセット・マネジメントなどが共同で95万9843株(保有割合5.68%)を保有していることが判明しており、需給思惑が働いているもよう。なお、保有目的は純投資としている。

■ニトリホールディングス <9843>  13,220円  +230 円 (+1.8%)  本日終値
 22日、ニトリホールディングス <9843> が決算を発表。17年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益が前年同期比26.1%増の711億円に伸びて着地したことが買い材料視された。都市部を中心に積極出店を進めたことで客数が伸びたほか、機能性の高い寝具やソファなどが好調だったことが寄与。通期計画の800億円に対する進捗率は89.0%に達しており、通期業績の上振れを期待する買いが向かった。

■シャープ <6753>  238円  +3 円 (+1.3%)  本日終値
 シャープ<6753>が反発、12月13日を境に株価は調整局面にあったが目先5日移動平均線を絡めて再浮上の動きをみせている。22日、欧州でシャープブランドのテレビを販売する家電中堅メーカーの親会社を買収すると発表したことが各メディアを通じて伝わっている。買収額は日本円にして約104億円となるが、欧州でのテレビ事業に再参入する英断に対し、マーケットは好感する動きとなっている。

■古河電気工業 <5801>  3,355円  +40 円 (+1.2%)  本日終値
 古河電気工業<5801>が続伸。同社は22日取引終了後に、NTTエレクトロニクス(横浜市)と平面光波回路および光半導体を製造する合弁会社を設立することで合意したと発表。これが材料視されているようだ。来年4月3日を効力発生日として、新設するNTTエレクトロニクスオプテックに両社の平面光波回路製品の製造事業の一部を承継するほか、同じく新設する古河ファイテルオプティカルデバイスに両社の光半導体製品の製造事業の一部を承継。出資比率はNTTエレクトロニクスオプテックがNTTエレクトロニクス80%、古河電工20%。古河ファイテルオプティカルデバイスは古河電工60%、NTTエレクトロニクス40%を予定している。

■東京エレクトロン <8035>  11,060円  +110 円 (+1.0%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が9日続伸と上値追い波動鮮明。またアドバンテスト<6857>も連日の新値となるなど半導体関連の上昇が止まらない。3次元NAND型メモリーの普及が加速する一方、これまでの延長で微細化投資もさらなる進化が予想されており、製造装置メーカーには追い風が強い。また、これは装置株だけでなく、SUMCO<3436>や信越化学工業<4063>などシリコンウエハーのベンダーの株価も押し上げるなど、半導体周辺で商機を膨らませる化学セクターにも物色の裾野が広がっている。

■プレサンス <3254>  1,479円  +8 円 (+0.5%)  本日終値
 プレサンスコーポレーション<3254>が高い。岩井コスモ証券は22日、投資判断「A」を継続し目標株価を1450円から1700円に引き上げた。同社は独自販売方式や優れた商品力で強みを発揮するマンション企画・開発・販売の中堅。マンション販売は順調なほか、用地の取得は順調に進んでおり、17年3月期の連結営業は前期比14%増の160億円(会社予想154億6600万円)を予想。前期ROEは19.4%と高水準だが、足もとの業績好調や中期的な成長性は株価に織り込まれていない、とみている。

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