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【材料】JDIが大幅続落、米系大手証券は18年3月期業績はコンセンサスを下回ると予想

Jディスプレ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ジャパンディスプレイ<6740>が大幅続落。21日に産業革新機構(東京都千代田区)から450億円の新株予約権付社債と300億円の劣後債による合計750億円の支援を受ける一方、革新機構からJOLED(東京都千代田区)株を買い取り、JOLEDへの出資比率を15%から51%に引き上げると発表したが、材料出尽くし感からの売りが続いている。

 JPモルガン証券では22日付のリポートで、投資判断「アンダーウエート」を継続し、目標株価を155円から180円へ引き上げたが、現在、JDIがiPhoneにおいて持つ市場シェアを有機ELにおいても確実なものにするための資金需要に対し、今回の支援は小さすぎると指摘。また、iPhone関連受注の喪失を別にしても、同社には中国スマートフォンベンダーからの直近の大量受注にダウンサイドリスクがあるとも述べている。さらに、為替の追い風と設備投資が小さいことを勘案し、17年3月期業績予想は引き上げるが、18年3月期および19年3月期の営業利益やフリーキャッシュフローの構造的な低減を見込むため、同証券の業績予想は市場コンセンサスを下回るともしている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年12月26日 18時05分

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