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【材料】国内大手証券、日銀短観を受け鉄鋼・非鉄の業績を展望◇

新日鉄住金 <日足> 「株探」多機能チャートより
 新日鉄住金<5401>、神戸製鋼所<5406>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>などいずれも軟調な動きとなっている。SMBC日興証券は14日付で、日銀短観を受けた鉄鋼、非鉄株の業績展望についてリポートを発行している。業種格付けは鉄鋼が「弱気」、非鉄・電線が「中立」。

 14日に日銀短観が公表されたが、業況判断の先行きの見通しに関しては、製造業全体がプラス8と予測されたが、鉄鋼は12月調査実績比較で2ポイントの改善もマイナス5、非鉄はプラス6だったものの、12月調査実績比較で14ポイントの悪化が見込まれている。 同証券によると「鉄鋼は材料価格の上昇から厳しい環境が続くため、想定線の内容との印象だが、非鉄は、金属市況の上昇、自動車生産の改善、高水準の光ファイバー需要を考慮すると、弱い数字との印象だ」としている。また、17年3月期第4四半期において、「原料炭価格が一段と上昇しており、鉄鋼は一段の悪化の可能性がある」と指摘している。

(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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