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【材料】<動意株・12日>(前引け)=gumi、日本通信、神戸物産

gumi <日足> 「株探」多機能チャートより
 gumi<3903>=一時ストップ高。同社はスマートフォン用ゲームを開発しているが、今上期はゲームの課金収入の伸びとリストラ効果で損益改善が鮮明となった。これを手掛かり材料に投機資金が流入している。16年5~10月期は、自社開発ゲームが好調に課金収入を伸ばしたほか、海外拠点の撤退や宣伝費抑制効果が寄与して最終損益段階で5億4200万円の黒字と前年同期の17億6500万円の赤字から急回復している。

 日本通信<9424>=急騰。10日付の日本経済新聞で「総務省はソフトバンクに対し、格安スマートフォン事業を手掛ける日本通信との通信回線の接続協議を再開するよう命令する方針だ」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、9日の総務省の電気通信紛争処理委員会で議論を始め、年内にも答申をまとめたうえで、総務省が電気通信事業法に基づく協議再開命令を出すという。日本通信ではソフトバンクと回線をつないで事業を拡大したい考えだが、接続を拒否されたとして総務省に申し立てていた。協議再開により、接続が実現すればソフトバンクの利用者が格安スマホに乗り換えやすくなり、日本通信の業績拡大につながるとの期待が高まっているようだ。

 神戸物産<3038>=続急伸。神戸地方検察庁が9日、同社の自社株買いに関連して、インサイダー取引が行われたとの嫌疑に関して捜査していた関係者6人と法人1社を不起訴処分にしたことが明らかになっており、これを好感した買いが入っている。なお、法人は神戸物産ではないとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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