【市況】東京株式(大引け)=230円高で4日続伸、一時1万9000円台を回復
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
東京株式市場は、上値追い基調を継続する欧米株市場を引き継いで買い優勢の展開。日経平均株価は後場に入って騰勢を強め、心理的フシ目である1万9000円を上回って推移する場面もあった。ただ、終値は1万9000円に届かなかった。
欧州中央銀行(ECB)理事会では資産買い入れ額を減額したものの、量的金融緩和の9カ月間の期間延長を決めたことで市場に買い安心感をもたらした。外国為替市場では1ドル=114円台前半まで円安が進行していることも追い風となった。
個別では任天堂<7974>が商いを集め大幅高。ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>も買われた。富士石油<5017>、石油資源開発<1662>など資源関連株が上昇、コナミホールディングス<9766>、野村ホールディングス<8604>、エーザイ<4523>も堅調な推移となった。SUMCO<3436>が物色人気を集め、三益半導体工業<8155>、山一電機<6941>など半導体関連の中小型株も値を飛ばした。半面、東京電力ホールディングス<9501>、コマツ<6301>が軟調、三井不動産<8801>も冴えない。テクノスジャパン<3666>、JVCケンウッド<6632>などZMP関連株は大きく下げた。日本アジア投資<8518>、安永<7271>も売られた。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)