市場ニュース

戻る
 

【市況】東京株式(大引け)=230円高で4日続伸、一時1万9000円台を回復

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 9日の東京株式市場では、日経平均株価が終値で前日比230円90銭高の1万8996円37銭と4日続伸し、連日で年初来高値を更新した。メジャーSQに伴い、商いが膨らみ、東証1部の売買高概算は31億3196万株、売買代金概算は3兆9249億5800万円。値上がり銘柄数は1250、対して値下がり銘柄数は606、変わらずは137銘柄だった。

 東京株式市場は、上値追い基調を継続する欧米株市場を引き継いで買い優勢の展開。日経平均株価は後場に入って騰勢を強め、心理的フシ目である1万9000円を上回って推移する場面もあった。ただ、終値は1万9000円に届かなかった。

 欧州中央銀行(ECB)理事会では資産買い入れ額を減額したものの、量的金融緩和の9カ月間の期間延長を決めたことで市場に買い安心感をもたらした。外国為替市場では1ドル=114円台前半まで円安が進行していることも追い風となった。

 個別では任天堂<7974>が商いを集め大幅高。ファーストリテイリング<9983>、ファナック<6954>も買われた。富士石油<5017>、石油資源開発<1662>など資源関連株が上昇、コナミホールディングス<9766>、野村ホールディングス<8604>、エーザイ<4523>も堅調な推移となった。SUMCO<3436>が物色人気を集め、三益半導体工業<8155>、山一電機<6941>など半導体関連の中小型株も値を飛ばした。半面、東京電力ホールディングス<9501>、コマツ<6301>が軟調、三井不動産<8801>も冴えない。テクノスジャパン<3666>、JVCケンウッド<6632>などZMP関連株は大きく下げた。日本アジア投資<8518>、安永<7271>も売られた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均