市場ニュース

戻る
 

【市況】7日の香港市場概況:ハンセン0.6%高と続伸、鉄鋼セクター上げ目立つ

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比125.77ポイント(0.55%)高の22800.92ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が60.73ポイント(0.62%)高の9829.58ポイントとそろって続伸した。売買代金は625億700万香港ドル(6日は606億7200万香港ドル)となっている。

内外株高が支え。米景気の先行き楽観で、昨夜のNYダウは連日で史上最高値を更新した。欧州中央銀行(ECB)の緩和期待が持続し、欧州市場も軒並み上昇している。この日の本土株高も投資家のセンチメントを上向かせている。

ハンセン指数の構成銘柄では、金融大手グループのHSBC(5/HK)と婦人靴小売チェーン中国最大手の百麗国際HD(ベル・インターナショナル:1880/HK)がそろって3.3%高、石炭最大手の中国神華能源(1088/HK)が2.3%高と上げが目立った。HSBCは3日続伸し、約1年5カ月ぶりの高値圏を回復。指数寄与度が高いため、1銘柄でハンセン指数を78ポイント押し上げた。

セメントや鉄鋼の素材関連株も高い。鞍鋼(アンガン・スチール:347/HK)が9.9%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が7.4%、中国中材(1893/HK)が3.9%、中国建材(3323/HK)が2.0%ずつ上昇した。鞍鋼に関しては、本渓鋼鉄との合併観測が刺激材料だ。過剰生産問題を抱える鉄鋼や建材などの分野で、業界再編の動きが広がるとの期待感が強まっている。

非鉄関連セクターもしっかり。ニッケルの新疆新シン鉱業(3833/HK)が4.2%高、銅の江西銅業(358/HK)が3.3%高、モリブデンの洛陽モリブデン集団(チャイナ・モリブデン:3993/HK)が3.0%高とそろって続伸した。



【亜州IR】

《WA》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均