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【市況】東京株式(前引け)=反発、買い一巡後は為替動向を横目に伸び悩む

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 6日前引けの日経平均株価は前日比95円84銭高の1万8370円83銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は11億2175万株、売買代金概算は1兆1677億5000万円。値上がり銘柄数は1266、対して値下がり銘柄数は582、変わらずは142銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日のリスク回避売りの反動で主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となった。イタリアの国民投票で改憲反対派が勝利したことは、事前に織り込みが進んでいたことから、欧米株市場に動揺は広がらなかった。取引時間中はアジア株市場が総じて堅調な動きをみせていたことも投資家の不安心理が後退につながっている。ただ、買い戻し一巡後は上値も重くなった。外国為替市場では1ドル=113円台後半でやや円高含みで推移していることもあって、日経平均は伸び悩んでいる。

 個別では三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>のメガバンク3社が売買代金上位3傑を独占し、株価も堅調。任天堂<7974>が上昇し、東芝<6502>、ソニー<6758>なども買われた。日本冶金工業<5480>が活況高、昭和電線ホールディングス<5805>が上値を伸ばし、SUMCO<3436>の物色人気も続いている。半面、キーエンス<6861>が大幅安、安永<7271>も下落した。日本アジア投資<8518>も朝高後に利食われ、大幅反落となった。日本金銭機械<6418>、江崎グリコ<2206>なども安い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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