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【特集】モバファク Research Memo(9):位置ゲーム、O2O、地方創生分野において更なる成長を目指す

モバファク <日足> 「株探」多機能チャートより

■中長期的な成長に向けた同社の取り組み

モバイルファクトリー<3912>は、特定のモバイルサービスで日本一、世界で愛されるサービスの実現、世界で活躍するネット企業になること目標として掲げている。

短期的に国産「位置ゲームNo.1」企業を目指しており、「駅メモ!」で各種コラボ実施、継続率重視、体験型イベント継続実施を行うほか、地方創生に向けた取り組みを継続する。中長期的には位置ゲーム、O2O※、地方創生分野において更なる成長を目指すほか、自治体/鉄道事業者との連携を継続する。

※O2O(Online to Offline:オンラインtoオフライン)は、インターネット上で利用するサービス(オンライン)を通して、ユーザーに実店舗(オフライン)へと足を運んでもらえるように行う取り組み。

同社は中期経営計画を公表していないため、具体的な数値目標はない。「駅メモ!」の拡大により収益性が一段と高まると予想されるほか、今後リリースされるゲームは他社名義配信が主流となり、その売上ウエイトが高まることが予想されることから、営業利益率を始めとする収益性指標の数値は一段と上昇することになると見られる。これらを踏まえて、宮嶌社長が2015年12月期決算説明会で自己資本利益率(ROE)を高めたいとコメントしたことと、SNSゲーム大手のコロプラのROEが50%を超えていることを考慮すると、当面の目標はROE30%超と考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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