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【経済】中国:プチ整形に「三無」リスク、9割は失敗


年成長率20%超とされる中国の美容整形市場で、「三無」リスクが指摘されている。業者に事業免許がなく、施術者に専門資格がなく、薬剤に安全性がないというものだ。経済参考報が2日付で伝えた。
鍼灸マッサージなどの健康産業、エステやプチ整形などの美容産業は現在、住宅、自動車、観光と並ぶ中国の成長産業とされる。しかし、あるデータによると美容整形の場合、90%以上が失敗しているという。また、中国当局の認可を受けていない海外製の美容注射液(ヒアルロン酸液など)をインターネットで購入した消費者が病気に感染し、入院を余儀なくされるという事例も報告されている。
美容整形業界でこうした問題が多発する理由としては、監督・管理責任のあいまいさが指摘されている。同産業は工商部門と医療部門との「境界線」に位置し、監督人員の数も不足している。また、違法行為に対する処罰も厳格ではなく、いったん処罰されても何度も同じ行為を繰り返す業者が後を絶たないという。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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